不滅の記録かも

sasisusekiyama2005-03-16

 やっぱり地元が落ち着くわ。今までずっとその土地で育ってきたからだろう。でもそう思ったのは実家を離れてからだ。昔はあんまり好きじゃなかった。街で遊ぼうとしても、どこに遊ぶとこあるん?っていうぐらい何も無い。少しだけ出会いを期待して街を歩いても誰とも会わない。てか人がいない。商店街を歩いてもすぐにゴール地点。短すぎる。「ほんまにおもっしょうないとこじゃわ〜」ってずっと言ってた。地元の最大イベント阿波踊りもそこまで凄いとは感じなかったし、家から近いとこでやっていたが絶対に見にいこう!って全く思ったこともなかった。絶対にここから脱出しよう。ずっとそう思っていた。そうして願いがかない、県外の大学に進学することができた。そこまで都会じゃないが、地元よりは明らかに人が多くて整備されていた。アーケード街も広くて長く、いろんな種類の店もある。これが同じ四国の街なのかなとも思った。とても嬉しかった。大学生活はこの街で遊んでやるぞ!と心に誓った。でもまず遊ぶ前にやりたいことがあった。野球だ。大学では野球をしないでおこうかなとも思ったけど、受験勉強などで野球から離れるとどうしても野球がやりたくなるものだ。小学生の頃からずっとしてきているし、野球無しの生活は考えられなかった。大学野球のレベルは四国なのでそこまで高くはないが、その県内の中心選手がたくさん入ってきているので部員も多い。高校時代は同期のメンバーが5人だったので自分にとっては少しショックだった。でもみんないいやつばかりですぐに馴染むことができた。しかし理想と現実が違ったのが練習時間だった。練習はきつくないが終わる時間がとても遅いし、無駄に長い。大学の授業が終わるとすぐ練習に行き、暗くなるまで練習。毎日続くと本当に疲れる。夏休みなんて本当に嫌だった。1年生は練習開始の1時間前に行ってグランド整備。起床は毎日朝6時。しかもクソ暑いからイライラしててムードも悪い。先輩も機嫌が悪いのでうるさく言ってくる。こんなん高校野球で!毎日そう思った。ゴールデンウィーク、夏休み・・・みんなが地元に帰って遊んでるときに、なんでこんなしんだいことしてるんだろうとひたすら思った。自分も故郷に帰ってのんびりしたい!友達と阿波踊りを見に行きたい!地元のやつと遊びたい!でも僕よりもずっと苦しい思いをして大学で野球をしてる人を知っていたので、全然まだ僕の方がラッキーじゃないか。そう思ってなんとかがんばれた。ひたすら毎日地元に帰りたいと思っていたので、野球で2日以上休みができると100%の確率で帰った。実家に帰るか、高松の友人宅などに行ったりして合わせて1年で10回以上も帰ってしまった・・・。なんて回数だ。地元にウキウキして帰れる喜びから野球をやってるのかもしれない。チームメイトにも何かで休日ができると、「どうせ実家に帰るんだろ?」と言われてしまう。この記録はこの先そう破られないだろう(笑)やっぱり地元が落ち着くわ☆