U〜DON!!

sasisusekiyama2005-03-18

 うどんはうまい。最高にうまい。シンプルだが飽きのこない味だ。僕は昔からうどんをよく食べていた。つやつやっとしてて弾力のありそうな麺に、香り高い透き通ったダシ。これにちくわ天などを乗せて食べるところを想像すると、もうたまらない。いつの間にかヨダレを垂らしている。小さい頃から母親がうどんをよく作ってくれた。おやつの代わりにうどんを作ってくれたりもしてた。「お袋の味」というものではないが、たまに実家に帰って食べると懐かしい味がする。夜中に徹夜で勉強してたときも夜食として作ってくれたりしてた。風邪や熱などで寝込んでいたときも鍋焼きうどんを食べて元気になったりもした。遅くまで学校に残って勉強してたときなんかも帰りに友達と「やま」と言うセルフのうどん屋に行って、受験のことで頭がパンクしそうになりながらもうどんを勢いよくがっついていた。本当にうどんが大好きだった。野球部の友達が香川の大学に合格したと聞いた瞬間、これでうどんの本場香川に容赦なく食べにいくことができる!と思い嬉しくなった。そいつの家で泊まらしてもらい、早朝からうどん屋を回れる!うどん好きにはたまらない報告だった。そしてついにこのときがやって来たのだ。念願のうどんツアー初日。ガイドブックをコンビニで購入して準備万端。まずはガイドブックを見て「超オススメ店」を発見。そうしたら友達の家から1キロたらずのところに、超オススメ店があった。名前は「さか枝」。ラッキー!店に入るとダシのいい香りがプンプンしている。お客さんも多い。かなり高松では有名らしい。そしていざ注文。値段は・・・小150円!!相当安い。天ぷらをいれても230円だ!!しかも量が半端なく多かった。これはほんとに「小」なのか!?と疑うぐらい多かった。そして食べた瞬間に思わず「うまい!」と叫んでしまった。麺が相当おいしかった。やわらかさのなかにもしっかりとしたコシのある麺。ただコシの強いだけの麺じゃなく、奥の深い麺だった。さすが本場だ。ダシにも凄いものがあった。いりこのダシがとても効いている。僕がいつも食べていたのがカツオとコンブのダシ。それまで食べたことがない味だった。ほのかに香るいりこがうどんの麺とマッチしていて、最高のハーモニーを演出していた。気付いたら世界の早食い王にも勝てるんじゃないかと思うぐらいのスピードで完食していた(笑)香川の人はいつもこんな美味しいうどんを食べているのかと思うと羨ましかった。この素晴らしい感激を覚え、香川のうどんを食べ歩いてやろうと決心した。