ボロボロのミット☆

sasisusekiyama2006-07-18

 今、ひとつの小汚いキャッチャーミットが部屋の片隅にあります。赤とこげ茶色の中間のようなボロボロのミット。手の甲にあたるミットのところは破れかかっていて、捕球部分のところは薄く表面が剥がれています。このミットは高校時代に親に買ってもらったキャッチャーミット。メーカーはミズノプロ。買ってもらった当時はもちろん凄くキレイでそしてカッコよくて自慢のミットでした。中学時代は野球部のミットを使っていたので自分のミットとは違うものでしたから、初めて自分のミットを手にしたときは嬉しさをこらえきれず、ずーっとニヤニヤしてた記憶があります。新しいグローブを買ってもらったときの嬉しさは、テストでいい点とった、新作ゲーム買ってもらった、人から誉められた・・・そんな嬉しさとは一味違います。上でも書いてる通り本当にもうニヤニヤ状態で。声に出したら恥ずかしいし、嬉しさ爆発してるところを見られても恥ずかしい・・・だから何も言わずずーっとニヤニヤしてしまうんですよ。
 最初は凄く硬くてキャッチボールしてもポロポロポロポロ落としていて、「なんなこのミット」と思ったりもするんですけど、段々と使い慣れていったらそらもう世界で一番のミットに。「自分のミットは世界一」こう思うわけです。投手の球を何千球、何万球と受けてきたミット。僕の高校野球の思い出はこのボロい汚いミットと過ごしたといっても過言ではありません。苦しい練習のとき、投手のやつと言い合いしたとき、仲のいい同級生5人でスピードガンコンテストしたとき、そして嬉しかった公式戦初勝利のとき・・・いつもこのミットと僕は一緒でした。たまーにしか「ズバーン!!」としか鳴らないミットの捕球音を自分はいつもミットのせいにしてました。もちろん自分がヘタクソだからなんですけども。だからミットに「いつもごめんよ」と言わなければなりません。手入れもあまりしていませんでしたからよっぽどです。140キロ近いストレート、落差のあるカーブ、そして高速スライダー。どの球も速くて厳しい球だったにも関わらず、ミットはただ音を立てて「もっとどんどん使ってくれ」と言わんばかりに僕の指示したとおりに捕球してくれていました。最近いろいろ事情があってめっきり使用回数が減りましたが、自分の中での「世界一のミット」には変わりありません。例えボロボロでも、ヘナヘナでも、嫌なニオイがしても、あの楽しくて中身の濃かった高校野球の思い出がいっぱい詰まったミットは僕の一生の宝物です。
朝飯 ピアット(牛丼)
昼飯 鶏丼(鶏モモ肉、タマネギ)
夜飯 焼きそば(豚肉、キャベツ、モヤシ、エビ)
朝起きたときの体重 88.9キロ☆
今日使ったお金 教科書800円☆
今日の運動 グランドでノック練習、トレーニング☆
明後日からテストなんで早く勉強モードにならなければ!しかし!こんなときに限ってウイイレにまたハマってしまうとは・・・orz