3年前の7月14日☆

　松山に帰ってきました。お目当ての今日の徳島県大会三試合目は雨でノーゲームに。徳島に帰った理由の半分が雨で流されました。もうあれです、疲れました。で結局明日の一試合目に順延になりました。二試合目にやってた徳島北対城南の試合も６回終了時点で３−３のまま明日に延期。スタンドにいたオヤジがこの中止の決定に「ぼけー！あほー！」と連発していました。確かに中途半端なのかもしれないけど、最後の試合となるかもしんないんだからいいグランドコンディションでやらしてやれよっていう気持ちがあのオヤジには無いのか、って感じです。野球好きのガラの悪いオヤジはこれだから困ります。こういう流れできたので自分の高校時代の野球の話をします。
　最後の夏の大会直前までほぼ３年間公式戦未勝利だった自分の高校。そこまで弱くはないのに初戦でシード校、強豪校と当たり初戦敗退が続き校歌を歌ったことがありませんでした。入学してからたった一度も。この校歌がどれほどまで歌いたかったか。。。だからかなり焦ってた。一度も校歌を歌わないで引退するのは悲しいと。練習試合では結構勝ってたんで余計にそう強く思っていた。初戦の対戦相手は城南高校。練習試合では勝ってたけど、それまで公式戦勝利ゼロだったので弱気に。「練習試合では勝っとるけど、うーん。。。」こういった感じで対戦相手が城南に決まった瞬間はなぜか不安で不安でしょうがなかった記憶がある。鳴門工業のような超強豪校に負けるんだったら納得できるけど、同じレベルの高校に負けたら・・・。負けたらそこで高校野球生活は終わり、そして校歌も歌えず、凄くやりがいがあって楽しいこの野球生活がもしこの試合で負けたら終わるのか・・・何かが本当に怖かった。「絶対に負けたぁない、絶対校歌歌うんじゃ」負けるのが怖かったためにずっとそう自分に言い聞かせていた。対戦高校が決まってからは練習ムードがマイペースムードから一変、ピリピリムードに。やっぱみんなも負けたぁないんやな、という気持ちがひしひしと伝わってくるのがわかった。試合前日の夜にはいつもヘラヘラしてる奴からこんなメールが。長文からの一部やけど「３年間ほんまありがとう。明日絶対勝とうな。」・・・自分も同級生みんなにこいつと同じようなメールを送ろうとしていた。やっぱみんなあの時負けるのが怖かったんやなと。不安やったんやなと。今思うと野球人生の中で一番必死だった気がする。公式戦で勝つのがこれほどまで大変だとは思ってもいなかった。
　試合当日。なぜかわからないけど自分は集合時間の30分ぐらい前に部室に行った。いつもならギリギリ５分前に行く自分が。「一番乗りかな・・・」と思いきや部室には同級生が数人。よっぽど気持ちが高ぶっていたんだろうと思う。こんなこと一度も無かったから。軽いノックとスローボールバッティングという練習をし、いざ蔵本球場へ。学校を出ようとした瞬間校舎から「がんばれよー！後で応援に行くけんなー！」という声が。嬉しかったと同時に「絶対に負けれん」という強い気持ちが。蔵本球場までの道のりはみんな無言だった。これまでの苦しかった練習や、楽しい思い出・・・自分はひとつひとつの場面を整理してた気がする。いざ試合が始まると凄い緊張感だった。けれど、やってきたことをそのまま出せば結果は付いてくる。今まで信頼してなかった監督のアドバイスをこのとき全て信頼した。それまで半信半疑だったのにこのときだけは。みんなが勝ちたかった。そして・・・その想いが通じたのか校歌を歌うことができた。３年間の分の校歌を大声で歌った。嬉しすぎて声が枯れていたけど、気持ちは眉山を越えていた。試合内容はあまり覚えてないけど勝った。勝った。公式戦で勝った。たかが一勝、されど一勝。この一勝にはみんなの「絶対に勝つ」という気持ちがきっと勝たせてくれたんだと思う。あの初めて勝った瞬間の喜びは生涯忘れないと思う。強いチームでも、弱いチームでも、いろんな思い出が高校野球にはある。
朝飯　ごはん、みそ汁など。
昼飯　ごはん、みそ汁、うなぎなど。
夜飯　母ちゃんの弁当。
朝起きたときの体重　87.8キロ☆
今日使ったお金　特になし☆
昨日の夜は吉野川の川岸で友達と語り合ってました。やっぱお互いいろんな悩みがある。「未来」ってのは楽しみよりも不安の気持ちの方が遥かに大きい。いろんなこと話ました。吉野川は緩やかに流れていて気持ちが安らげていきました。やっぱり徳島市民は吉野川と眉山を見れば落ち着きます☆あ、眉山で思い出しましたがなんと！さだまさしが書いた小説『眉山』が映画化決定！！主演はなんと松嶋奈々子ときたー！！自分はこの小説を昔買って読んでいます！なーんかかなり優越感感じます＾＾；てことは松嶋奈々子が徳島に来る・・・おそらく阿波踊りのとき撮影に来る・・・このお盆はみなさん徳島の阿波踊りを観にきましょう＾＾