サプライズというべきか☆

 今さっき松山に帰ってきました(現在夜の8時半)。四国学院との対戦。昨日の試合は投手が踏ん張って先に一勝したんですが、今日の試合で連敗してしまい計1勝2敗で勝ち点を落とす結果になりました。これでうちの大学が目標としていた『優勝』は消滅してしまいました。個人の力では四国で一番高いと思うのですが、高知大、四国学院大に結果力負けしてしまいました。応援してくれたみなさん、もうしわけありません。で、この秋負けたことによって、自分にとって真剣に部活として野球できるのも残すところ来年の春で最後になりました。今思い返すと小学校低学年のときから野球をやっていてこれまで短かったような長かったような微妙なところではありますが、最後の最後、有終の美を飾れるようにこの冬にもう一度鍛え直して『春』に優勝できるように頑張りたいと思います。
 今回香川に遠征に行ったわけですが、相手ベンチにかなり変な人がいました。デカクて、ゴリラ顔で、スラっとしていて五厘の坊主。その見た目ちょっと変わった人が僕をずっと見ていたんです。かなり身長が高くてゴリラ顔っぽいいかつい顔をしている雰囲気だったので僕はちょっとビビって目をそらしていました。それなのにずっと見てくるわけですそのゴリラ顔の人が。ずっとこちらを見ていたので我慢できずそのゴリラ顔の人を威嚇しようと睨んだら…どこかで見たことのある顔…
ゴリラ顔:「おい!〇〇きゃん!!(僕のあだ名)」
自分:「ん?なんで僕のあだ名を…??」
ゴリラ顔:「俺じゃって!お・れ!!」
自分:「ん…お、お前はーー!?」
ゴリラ顔:「〇野でーす^^」
 えー、なんとそこにいたのは3年前の春のセンバツ高校野球大会でベスト4まで進んだ原動力・徳島商業のエース平岡君の控え投手の
〇野くんでございました。かと言って、僕は徳島商業出身ではありません。じゃあなぜそいつが僕のことを知っているかと言うと…
中学生時代にバッテリーを組んでいたからです。
 よーく見てみると全く変わっていませんでした。相変わらず身長が高くて同じチームメイトである選手にもかかわらず悪口ばっか言っていました。ノックの最中も…
「へい!ブラックポーク!!」
とか意味不明なことを発しながらボール渡しをしていました。はっきり言ってバカです。てか、風の便りでそいつは「野球部を辞めた」との情報がありました。なぜそのとき辞めたのかというと「腰に異常があって」という理由で聞いていました。確かにそいつは中学時代から腰に爆弾を抱えていたので僕はその話を信じていました。しかし、いざ話をして聞いてみると…
「友達の車乗っとって事故って左腕骨折したんよ」
とのこと。それで地元徳島に長期帰っていたとのこと。あきれて僕は何も言えませんでした。
 僕が今の大学で野球を続けようと思った理由…。それはこいつ〇野が「四国学院で野球をする」ってことがわかったので、四国学院のライバル大学でもある今所属しているこの大学に入って「こいつと対戦してこいつからヒットを打つ…」という強い目標があったからです。しかしいろんな理由があって僕は学生コーチに転身しました。その理由のひとつにこいつの「野球部辞めた説」があったからです。「あいつが辞めたんなら…僕は強い目標が失ったわけやし、その実力もないし…それだったらチームに貢献するほうで頑張ろう…」そう決意したわけでありまして。
で・す・が…「あいつは辞めた」と風の便りで聞いていたのにですよ…それが僕の学生コーチ転身の一部の理由であったのにですよ…当の本人は…
ノコノコと普通にベンチで鼻〇そほじっていました
結果的にこいつの偽情報で僕は振り回された結果になってしまいました。なんというか、僕はもう口が開いたままで。まぁ僕が学生コーチになったのはそれだけの理由では無いんですけども。ちょっと肩透かしを食らった感じです。そんでもって僕はこいつに…
「なんで選手辞めたん??選手続けろって!!」
と言われてしまいました。僕がちょっと前までこいつにそう言いたかった言葉です。
 まぁとにかく何だかんだ言って旧友と再会したわけで。もう「辞めた」と聞いていたので驚きはありましたが、なんにも変わっていなくてちょっと安心しました。8月に復帰したばかりというのにベンチ入りしていたのでやっぱり能力は高いようです。今回の試合ではケガの影響からかそいつは投げなかったんですけど、もう野球をする時間はあんまりないと思うので試合に出れるように頑張ってほしいです。
しかしながら「ケガしとるけど野球部は辞めんよ」と数ヶ月前ぐらいに言ってほしかったのが本音…。らしいと言えばらしいですが。今からまた選手に復帰しましょうかねw