夜+雨+霧+山+風=恐怖☆

sasisusekiyama2006-11-19

 「四国カルストに行きたい」。
 雨だったので野球が昼までに終わり、どこか一人で行こうと決意しました。しかも晴れてきていたので。もうこれは、このタイミングは遠出するしかないと。そう思いまして。誰が言ってたのか忘れましたけど、「四国カルストは凄い」。この言葉を思い出して行ってきました。原付ひとり旅で。ひたすら「四国カルスト」の看板を目指しながら。山の方に行けばあるとは知ってながらも、それがどこにあるかは全く知らず…。ただひたすら走り続けていました。
 国道33号線をひたすら南下していき、まずは砥部焼きで有名な「砥部町」に入りました。町とはいっても全然都会です。続けて走っていると、山の方へ。凄い山道へ入っていきました。しかも霧だらけ。そして山に入るとまた雨が。ここでストップして戻ろうかなと思ったんですけど、どうしても四国カルストを目指したかったのでそのまま山を登ることに。そうすると…「久万高原町」の文字が。旧久万町に着くと、また山、山、山。久万町は山の中にありますがまだ家がいっぱいありました。で進んでいくと…紅葉かかった木がずらりずらり。山のオアシスといったところでしょうか。すんごいキレイでこれだけでも来たかいがあるぐらいでした。まーだ走り続けていくと「美川村」の看板が。とうとう「村」にまで来てしまいました。家は…数えただけで20軒程度。やっぱり村は村です。しかし、凄い自然溢れる村でした。んでこれまた走り続けていくと「柳谷村」の文字が。ここは…、正直家が5軒ほどしかなかったような気が。ここに人住んでる?的な場所でした。しかも高知県との県境…。日記ではスイスイ行ってるような感じですけど走行距離およそ70km、時間は2時間を経過していました。四国カルストは一体どこに…疲れて断念しようと思った瞬間…
 「四国カルスト 約20km」
の文字が。ついに、ついに、あの憧れの「四国カルスト」まで残りあとわずか。20km。あと30分で着く。と思ったのですが、なんと、1時間経っても着かず…。理由は山道だから。原付で35kmしか出ません。しかし、あの「四国カルスト」なのだからと走っていると、ようやく「四国カルスト」へ。んで絶景のはずの「四国カルスト」を観てみると…
ん?あら…霧で何も見えない…orz
しかも売店のおっちゃんに「今日は無理無理!すぐ暗くなるけんはよ下に降りたほうがええよ!」と言われる始末。「高知県」と書かれていた看板があったので一歩踏み出して「プチ高知県」を満喫して帰りました。久万町辺りで予想していたんですが、
すんごい、霧だらけで…orz
結局滞在時間は10分。仕方なく松山方面に帰ろうとすると…。ここからが悪夢の始まりでした。。。
土砂降りの大雨と全く前が見えない濃霧…orz
松山まで残り60kmの時点で夜、大雨、強風、濃霧、雷が。泣きそうでした。てか泣いてました。真っ暗な山道の雨、加えて前が全く見えない濃霧は人に恐怖を与えます。ですがこれで帰ったときの「メシは旨い」と言い聞かせて、なんとか2時間この過酷な状況を耐えてなんとか2個ある峠を降りることに成功しました。運転しててこれほどまでに脅えていたことはありませんでした。ほんま怖かったです。砥部町に入ると国道から松山市の夜景が見えるんですけど、明るいってことに感動してしまいました。「明るい」ってのはやっぱり人を安心させるものだと。そして普通の道路に入るともう「へろへろ」でした。それまでずっと雨と濃霧に戦っていたので。これほどまで普通の道に感動することもありませんでした。雨のほうは土砂降りでしたが「前が見える」このありがたさ。泣けてきます。人生も前を向いて走っていかないといけませんね。。。
突然の思いつきで行った「四国カルスト」。四国カルスト雄大な自然を満喫することはできませんでしたが、自然現象の怖さを十分知ることができたある意味「凄くいい体験ができた旅」でした。かと言って、もうこのような体験はしたくありません。今度はきっちり正確な天気予報を見てから出発しようと思います。。。
次こそは上の写真のように素晴らしい景色が見えるときに。。。
しかし、ほんまに、濃霧の山道は怖かった。。。
みなさんも夜の山道を走るときはどうかお気をつけて。。。
朝飯 無し。
昼飯 お好み焼き屋(スペシャルチーズ玉)
夜飯 鍋(キムチ鍋)
朝起きたときの体重 83.8キロ☆
今日使ったお金 無し☆
今日の写真



お昼の時点でこれですから。。。夜なんてもう。。。^^;